【影のある音楽家でありたい】
本日は私の音楽の「コンセプト」についての雑談♪
楽器を演奏される、または聴くという方どんな演奏に魅了されますか? どんな音を求めていますか?
楽曲や時代、使用する楽器にもよるかと思いますが、私の中には基本的なコンセプトがあります。
詳しくは直接お話しさせていただきますが、ここではほんの一部だけ。
結論から申しますと、演奏では「陰」と「未完全」を意識しております。
この2つは私にとってどこか惹かれ美しいと感じるものだからです。
「陽」を感じるものって、きっと心が暖かくなるでしょう。前向きにもなるし、調子良い時なんか、さらに背中を押してくれる存在でもあります。
その存在はきっと大衆から必要とされるでしょう。いわゆる「万人受け」というものでしょうか。
それに対して「陰」はどんなイメージでしょう。
暗い?陰湿?ネガティブ? しかし、私はしんどい時、先が見えない時、何か模索してもがいている時、、 そんな時「陽」の音色を聴くのがしんどい時があるのです。
そんな時、寄り添いながらも決して暗くなり過ぎず、しんどくてもまだまだやれる!と思えるのがまさかの「陰」の音色だったりするのです。
不思議なもので、、、。
だから、元気・活力を与える演奏が得意な方はそちらにお任せして(笑) しんどい時により入ってくるような、もうひとふんばり、まだまだ行こう!と再起を起こすような、内面の底から静かに湧き上がるような演奏を提供したいと感じ、それをコンセプトに現在もそれを踏まえて演奏活動を行なっております。
そして「未完全の美しさ」。 未完全とは「演奏が不十分」な事ではないです笑 そこは履き違えないで下さいませm(_ _)m
人は誰でも「未完成で未完全」だと思います。
プライドが時に邪魔してそれを恥ずかしく思って隠したり、人のせいにしたり、人と比べて優越感に浸ったり、嫉妬したり、、、 そんな自分の醜さ、愚かさ、弱さも受け入れて初めて「芯の強さ」が音として現れてくるのでは?と切に思ったのがきっかけでした。
自分のプライドを一旦捨ててあまり目を向けたくない「弱さ、未熟さ」を受け入れるのは、躊躇しましたが、そこから背けてしまうと、前者で述べた求めている演奏のコンセプト「陰」に結びつかないと感じたのです。
一生音楽に携わっていたい。そんな思いがあれば、チンケなプライドを一旦捨てようじゃないか!! そしたら少しずつではございますが、「芯の強さ」がまだまだですが、感じられるようになってきたような気がします。
まだふわっとしてますが(^◇^;) 未完全だからこそ尽きない発見、あくなき探究心、変化をこれからも感じつつ、普段のキャラは明るく(?)演奏家としては「陰」の存在として深みのある人間になれるよう追究を辞めないで進化し続ける人間であろうと思うのです。
キラキラ女子も良いけど、噛めば噛むほど味のあるスルメ女子もよろしくね(笑)
まぁ、数年後にはまたコンセプト変わってる説も否めませんが笑笑
長ーーくなってしまいましたが、私の最近の演奏会でお伝えしているコンセプトについてでした🤭♪
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